2019/10/12
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そんなに頑張ってどこへ行く?
2008.8.12の記事
夏休み、子供の学校でも「登校日」というものがありますが、
学年が進む毎に出席者数が減っていきます。その理由は「中学受験」&「塾」。
別に学校なんて「行かねばならないもの」ではないですが、学校の登校日は毎年決まっているのに、休む事を前提にスケジュールを組む塾ってどうなんでしょう。
夏休みだというのに 朝から晩まで塾って、どやさ!?駅前の大手塾ではなく、電車に乗って県境を越えて有名塾に通っている子もいます。
そこに通うと、6年生になるとあまり学校に来ません。
塾の宿題が多くて、学校に行けないそうです。…って、どんだけ宿題出すんだ!?
子供をそんなに頑張らせて 一体何を目指しているのかな。
将来のために? いえいえ、大事なのは「今」でしょう。
頑張らされている・走らされている子供は、どんどん顔から子供らしさが消えてしまいます。何故、そんなに頑張らなきゃいけないのでしょう。頑張る事は良い事ですか?
(世の中、本当は「どうだってよい」ことが ほとんど だと思うのですが・・・。)
どこへ行く?中高一貫校から医学部へでした。
学校へ行けないほどの宿題を出す塾~関西では超有名な浜学園~では、当時、6年生夏休みの休みは8月31日に1日だけ。
そんなハードスケジュールで勉強していた子達は、これまた全国的に有名な中高一貫男子校に進みました。
その後、国公立の医学部とか、東大京大に進学しています。
我が家とは別世界の話だけど、こういう道もあるんですよね。
公立中学から逃れる
私学も本当のトップの伝統校(関西で言うと灘とか東大寺とか)は、自由なんです。
(距離的にも学力的にも遠くて、我が家とは縁のない世界の話ですが。)
東大寺学園なんて、校則は『法を犯すな』だけだとか。
(通ってる人から聞いた話です。)
帰国子女が多く、日本の学校とは雰囲気が異なる同志社国際は「法律を守る」と「上靴のかかとを踏まない」。
(何故かかと?)
それだけ自由にしても勝手に規律は守られ、自主的に勉強するんですよね。
公立の中学校とは大違いです。
他の私学―たいていは、勉強はやらされるし校則は厳しい―でも、落ち着いた環境で平和な毎日を過ごせます。
近いし無料だし(笑)お受験しなくて良いし、地元の子のほとんどが行くし、公立には公立の利点はあります。
だけど、より良い環境で中高の6年間を過ごしてほしい、そう願って中学受験を選ぶ…。
普通に理解できる話です。
(理解できるけど、ハードすぎて我が家には無理っ!ですが。)
どの道を選んでも
うちの子達の高校は公立のトップ校ではありますが、公立はどこもそうですが、高校も私学に比べるとのんびりしています。
それでも人数は多くないけれど、国公立医学部、東大京大に現役合格する生徒さんもいます。
出来る子はどこに行っても出来るのでしょう。
どの道を選んでも、そこで毎日を楽しめれば良いのです。
日々を楽しみ、味わえる子に育っていれば、どこでも大丈夫なんですよね。
ただ、小さいうちから急かされ、やらされ続けると、そんな一番大事なところがどんどん削られていってしまう。
外からは見えないし点数では測れないことだけど、一番大事に育てなきゃいけないことです。
子どもの将来を願っての中学受験で、子どもの人生を歪めてしまっては本末転倒です。
中学受験を考えている方にこそ、どんぐりを知ってほしいです。