2019/10/12
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今時の中学校
2009-05-10の記事
娘が中学生になって、一月が経ちます。
幸いなことに、娘が通う地元の公立中学校は、県内で一番!というくらい、生活面の乱れが少ない落ち着いた学校です。
生徒指導に費やすエネルギーが少ないので、その分、先生方に余裕があって授業に集中出来るという良い環境だとか。隣の市に行くと、生活面での指導に手一杯で、授業が成り立たない学校が珍しくないらしいです。
娘のようなおとなしい子供にとって、落ち着いた学校というのは有り難いです。
私が中学生だった頃は、なんといっても校内暴力真っ盛りの頃、しかも、大阪市内の公立中学でしたから(^-^;、校内で喫煙、盗品の販売、教師への暴力、色々ありました。男子の制服の内側には龍とか虎の刺繍が入っていましたっけ。
今思い返しても、辛い日々でした。高校に入ったらパラダイスだったわ。話が横道にそれました。
落ち着いた学校なので、授業も普通に行われています。
でも、驚いたのは授業のノートです。
今時は、板書ってしないのでしょうか。
せっかく、書きやすいようにとドット入り罫線のキャンパスノートを選んだ娘ですが、ノートにはプリントばかりが貼ってあります。
授業中にプリントを配り、それを説明して、後でノートに貼っておくように…という流れらしいです。英語のノートは、さすがに単語を書くことが多いので、プリントを貼る形式ではないですが、「予習の仕方」として、ノートの書き方を指南するプリントが配られていました。
なんだか、すごく親切です。だけど、ちょっと窮屈な感じ。
言われたことをこなして、言われた通りのノートを作って提出して、これが「内申点」というものに繋がるのだな・・・。
そんな流れが見えてきます。
隣市の中学校は修羅の国!?
息子の高校の同級生に、隣市の荒れている中学校出身者がたくさんいます。
彼らの中学時代の話を聞くと、自分の出身中学ではありえない話ばかりで
「〇〇中、修羅の国!」なんて冗談を言ってます。
荒れてる中学校だと、さっさと塾に行くなり、学校の外で勉強するよう対策を講じるようです。
私の中学時代もそうでしたが、荒れてても直接的な身の危険を感じることなく卒業まで過ごせるものです。
学校の授業が進まないのは…諦めてました…( ̄ー ̄)
今も昔も同じですね。
落ち着いた学校でも色々ありました
一方、県内一の平和な学校。
校内にはゴミも落ちておらず、プランターや花壇には花が咲いている。
隣市の〇〇中だと、花はもれなく踏み荒らされ引きちぎられるとか(^-^;
他校の先生が「ここに転勤して来たい」と言うような、そんな学校でした。
そんな学校でも、子ども達の在校中に警察沙汰の事件とか、ありました。
イジメもありました。
不登校の生徒さんは一体何人いたんだろう。各クラスに必ずいました。
落ち着きを維持するのは大変
学校で警察に通報するような事件があった時、私は母親同士のネットワークで知りましたが、
同級生に起こったことなのに、多くの子ども達が知りませんでした。
公立の中学校を落ち着いた状態で維持するのは、本当に大変なようです。
些細なきっかけで崩れ始めると、あっという間に荒れてしまうとか。
生徒の間で動揺が拡がらないように、落ち着きを維持するためには、隠すことも必要だったのでしょう。
落ち着いた学校という評判の裏には、こんな事情が隠れてたりします。
実際に通ってみないとわからないものです。
公立中学校だからこそ
校区の中学校が荒れてると心配ですよね。
身の危険を感じるレベルだと困りますが、授業内容に不満がある程度なら問題ないと思います。
さっさと塾なり対策をして、内申点が取りやすいから良いか…くらいに気楽に行きましょう。
公立中学校には色々な子がいます。
あの多様さは、公立中学校ならではですね。
社会に出れば、職種にもよりますが、また様々な人と接します。
私立で温室育ちもよいですが、公立中学校で揉まれてみるのも悪くはないかと思うのです。