どんぐりやってました

のんびり気楽に~成長した子ども達の記録です

人生万事塞翁が馬

time 2016/03/18

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幼稚園の思い出

2008.8.5 の記事

娘は途中で幼稚園を変わっています。
最初に入園したのは、地域で一番人気の「遊びを中心にしています。」という幼稚園でした。

園舎は新しくオシャレで、園庭の遊具も充実していて泥んこ遊び専用のスペースもあり、行事もたくさんで楽しそうに思えたのですが・・・。

娘には全然合わなくて、様子がおかしくなってしまいました。

今ならわかります。

全ての事が、行事を中心に園の都合(大人の都合)を優先して動いていたのです。

泥遊びも、「さあ、泥遊びの時間ですよ。」と、子供のその時の気持ちなど関係なく、全員一斉にさせられます。

行事の練習も、保護者に対して成果を示さないとダメですから、子供の気持ちなど無視して行われます。

作品展など、個性のない、どれがどの子の作品かわからないような物が並んでいました。
(後で知ったのですが、絵は上手に書けるように、後ろから先生が手を持って書かせていたらしいです。)

情けない事に、その頃は、それが当たり前だと疑問にも思っていませんでした。
心のどこかで違和感を感じながらも、こんなもんだと思いこんでいました。

娘の様子に、無理だと思った私達は、運良くモンテッソーリ教育のカトリック幼稚園に出会う事が出来ました。
転園してから、娘の本当の幼稚園ライフが始まりました。

転園後のある日、娘の言葉に胸が詰まりました。
「おかあさん、あたらしい幼稚園はね、運動会の練習でならんでるときでもね、トイレに行ってもいいんだよ。」

信じられませんでした。涙が出ました。
最初の園で、そこまで酷い管理のされかただったとは・・・。
行きたい時にトイレにも行かせてもらえない。
そんな状況でも、子供はそれが普通だと思っていたんです。それしか知らないから。
なんという無理をさせていたのだろうと、心の底から娘に詫びました。

カトリックの幼稚園では、全ての事が子供のペースで、子供を中心に動いていました。
朝、ノートにシールを一枚選んで貼るのにでも、納得するまで悩んで選びます。
誰も子供をせかす人はいません。

朝10時に一旦クラスのお集まりの時間があるのですが、先生は静かに席に座って待っているだけです。
気づいた子が、一人・二人・・・それまでしていたお仕事の道具を片づけて席に着きます。
お仕事に熱中していて、お集まりに気づかない子は、そっとそのまま別の先生が見守っています。
園庭を元気に走り回り、教室に入らない子もいます。
そんな子達にも、また別の先生が付き添って見守っています。
決して腕を引いて無理に席に着かせたりしないのです。

春に新入園児が入ってきて、全員が10時に席につくということが出来るようになるまで、毎年、1ヶ月かかるそうです。

なんて気の長いことでしょう。家ではマネできないわ~なんて、その頃は思っていました。(ダメダメですね。)

でも、そんな幼稚園に下の子と合わせて5年間も通ううちに、我が家ではリセットが自然に出来、どんぐり倶楽部に出会う下地が出来たのかな…と、今は思います。

(カトリック幼稚園でのエピソードはたくさんあります。
のんびり・ゆっくり・子供のペースで…良い経験をさせていただきました。
ボチボチと書いていきたいと思います。)

人生の転機だった

 娘の幼稚園転園事件がなければ、今のまったりと平和な我が家はなかったと思います。それまで私は本当に何も考えないで生きていました。ただ周りに合わせていただけ。自分の基準を持つこともなく、外へ外へと目を向けていました。他の人からどう思われているか、周りからの評価、そんなことの投影でしか存在していなかった。そのことに気づくこともなく、感情の波に翻弄される毎日でした。

 おお、なんて哲学的(笑)。

 どんぐりは奥が深いですよね。「子育ては自分育て」なんてよく言いますが、どんぐりをやろうと思うと、親が自分自身に向き合わないといけない場面に多々出会います。そんなだから「宗教くさい」なんて言われちゃうんでしょうけどね。

 (横道にそれますが…「宗教だ」と非難する人、宗教という言葉を他者への攻撃に使う人は、宗教とか哲学についてきちんと考えたことがない人だと思います。人は何故生きるのか。人生の目的はなにか。ものすごく大事なことですよ。でも、宗教団体に誘われたら走って逃げます。)

進学実績がすごい?

 幼稚園の話に戻りますが、この幼稚園の卒園生、進学先がなかなか面白いことになってます。園の宣伝に使えるんじゃない?ってくらいです。小学校のお受験の話ではなく、ずっと先の中学・高校・大学の話です。もともと教育に関心のある家庭が集まっているのかも知れませんが、幼稚園時代に自分の軸をしっかり持てたのは重要だと思います。ゆっくりマイペースだけど普通に賢く育った子達です。

 この幼稚園の方針は、人によっては放ったらかしに見えるそうです。やらせたい人にとっては「とんでもない」「ありえない」幼稚園なんですよね。通わせていた時はただただ平和でした。花開くのはずっと先です。やはり、どんぐりに通じるものがあると私は思います。

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コメント

  • 素敵な幼稚園ですね。娘は、年長の時に行事がおおすぎて、疲れてしまい、休みがちでした。
    たくさんのいい体験もさせていただいたのですが、のびのびしていた娘が委縮した団体生活を送るもとになった気がします。どんぐり倶楽部を続けながら長い目でリセットしていきたいと思っています。

    by だるま €2016年3月19日 8:06 AM

    • 行事が多いのは疲れますね。今の時点でリセットを意識できたのはラッキーですよ。頑張り続けてもっと後で…となると色々たいへんです。高校生だと退学して…なんて話になります。小学校低学年は何も焦ることはありませんから、ゆっくりでいきましょう。

      by kururu €2016年3月19日 9:08 AM

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悩みながら手探りでやってきた子育てもほぼ終了。のんびりお気楽な母さんです。

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