2019/10/12
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納得いかない
2009-11-29の記事
タイトルの「納得いかない」は息子@小4の言葉です。
算数のテストで、辺の長さが縦5cm、横3cmの長方形の面積を
3×5=15
と計算したら、「×」バツになったそうです。
長方形の面積の公式は「たて×よこ」だから、5×3じゃないと間違いだって。orz
息子が私に話した言い分は
・長方形を回転させても長方形の形(面積)は変われへん。
・三角形の面積のときは「底辺×高さ(÷2)」やから、横×縦の順番にかけるやんか。
・だいたい面積っていうのは、1cm×1cmがどれだけあるかってことやねんから、「たて×よこ」でも「よこ×たて」でも一緒やんか。
・「たて×よこ」しかアカンのやったら、斜めに置いてある長方形はどうするねん。これを、先生には言えず(気弱なのです。)、帰ってから私に愚痴っていました。
いえ、一応言おうとしたけど、「公式どおりじゃない」ってバッサリ切られちゃったようですね。先生、ダメじゃん・・・。
ところで、正方形の面積は「一辺×一辺」が「公式」だそうです。
だけど、これって、頭の中で「向かい合った辺どうし」を掛けてても正解になりますよね。
正方形は縦も横も一緒だから、こんな妙な公式になるらしいです。
でも、長方形の縦・横って、誰がどうやって決めるのよ?息子と一緒に「納得いかない」私ですが、ネットで調べたら、こんな先生が日本全国にいらっしゃるようです。
掛け算の順序に関する日本の小学校特有の民間伝承のようなもの、があるとか。(なんじゃそりゃ!?)
息子には、「よく理解できているね。お母さんも同じ意見だよ。」って話しましたが・・・
やっぱり・・・納得いかなーい!
この話には続きがありまして・・・
教科書の枠外のところに
長方形の面積は 横×縦 でもいいんだよ!
と書いてありました。orz
息子はその事を覚えていたけれど、その日は宿題の提出で教科書は先生の手元に。
面倒だから言わなかったそうです。
脱ゆとりでした
このベテラン先生が教科書の内容を把握してなかったのは残念ですが、
ちょうど「脱ゆとり」の学年で、前年までとは内容が変更されていたのかな?と思います。
ゆとり教育完成学年の娘と比べると、教わる内容が増えていましたから。
だがそれが問題だった?
教科書の内容が増えたのは良い事です。
それまではあまりに薄すぎて、かえって理解しにくかったので。
こんな検定外の教科書をわざわざ買っていましたから。
(これの中学生用「新しい科学の教科書」もかなり役立ちました。)
宿題マシーンの仕事が増加
でも、うちの子の小学校では、計算・漢字など反復練習の量を増やす方向へ行ってしまいました。
息子の学年では「1年生にこれだけさせるの?」っていう量の宿題が出るようになってしまいました。
懇談で、「みんな、これだけのことを出来るんですよ。」と誇らしげな先生の話を複雑な気持ちで聞いていたものです。
みんな思いは同じなのに
子ども達のために、子ども達の将来を思って…
みんな思いは同じなんですよね。
宿題を出すのだって、それを点検して指導するのだって、時間と労力を要します。
たくさん宿題を出す先生は、子ども達のために頑張ってくださる熱心な先生です。
だからこそ、もったいなくて、残念で…。
どんぐりがスタンダードになる日を待っているのです。