2019/10/12
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数量感覚
2009-02-16 の記事
さっき、小6の娘が言いました。
「クラスにね、2+3が5だって、わかってない人が結構いてると思う。」
おや?面白いことを言い出すね、キミ。
「それって、どういう事?」と尋ねると、「数字でね「2+3」って書いてあったら「=5」って書くんだけど、
それが ○○ と ○○○ が合わさって ○○○○○ になってるって、わかってないと思う。」何故そう思ったか。
*少数の計算(足し算)の復習をしていて、どう考えても「5」以上にしかならないのに、平気で「0.2」なんて答えを書く人がいる。小数点が付いただけで、パニックになるみたい。
*○○ と ○○○ で ○○○○○ だって、きっちりわかってたら、こんなことはないと思う。
という様なことを話してくれました。
こういう『数量感覚』の話を娘にしたことはないので、学校でクラスメートを見ていて自分で感じたことでしょう。
少々マズい状況ですね。こんな状態で中学校に入って、今度は「負の数」が登場します。
1学期の学級懇談での、娘の担任・熱心なベテラン先生の話を思い出しました。
「小学校で十分に繰り返し繰り返しやって、自信を持って中学校へ送り出したのに、『先生~、負の数、むっちゃ難しい~。全然わっからへーん。』って新中1の子達が言うんですよ。みんな、本当はちゃんと出来るはずなんですよ。小学校でやったことの延長ですから、出来ない訳がないんです。」
こんな話でした。
本当に「ちゃんと出来るはず」なのかな…。
もしかして、先生、気付いてない?
今になって、娘は塾に行ってます
…といっても、個別指導塾の講師のバイトですが。
中学生と高校生を教えています。
自分は塾には行かなかったけど、アルバイトで初めて「テスト前に朝から晩まで塾!」を経験し、ぐったり疲れて帰ってきました。
普段の授業は夜10時前に終わるけれど、その後に掃除&ミーティングというタダ働き付随業務があるので帰宅は遅いです。
晩ご飯を済ませてから出かけるので遅くても構いませんが。
最近は個別指導塾が多いですね
個別指導といっても一度に複数の生徒さんを指導することが多いようです。
娘の母校の高校生~基礎もあやふやな中学生まで、生徒さんのレベルはバラバラです。
放っておいても課題をサクサク進める生徒さんの横で、ピタッと手が止まっている生徒さん。
どこがわからない?と尋ねても返事なし。考えているのか考えていないのか…。
パソコンがフリーズしてる時みたいに、応答がない。
時間もないので、手順を教えてその通りに解くという、娘の嫌いな「作業」を教えるしか、不本意ですが方法がありません。
こんな場面は少なくないそうです。
小学校時代に単純作業ばかりやってちゃダメですよ
考えられないのは致命的です。考える力を付けるのは9歳まで、遅くても中学校入学までにです。
中学校の学習内容は、考える力さえ付いていれば難しいことなんて何もありません。
定期テストで点を取れるかどうかは暗記部分が大きいので何とも言えませんが、中学校範囲で理解できない内容はありません。
小学生時代にしっかり頭を作って高校入試で鍛えれば、そのまま大学入試まで乗り切れます。
考える力を確実に育てる学習法を選びたいですね。
コメント
毎回興味深く読ませていただいています。もともとのブログの方も見させていただいていたのですが、
現在のくるるさんの視点や娘さんの状況を垣間見れて、とてもうれしいです。
読んでいると、くすっと笑顔になります。(ネコちゃんかわいいですね。)
これからもよろしくお願いします。
どんぐり倶楽部を指針に育児をして半年、やっと、元気な娘に戻りました。(ただ今2年生)
まだまだどんぐり問題も進まず、親の理解も足りませんが、それでも大きな効果を実感しています。
by だるま 2016年4月7日 8:44 AM
だるまさん、こんにちは(^-^)いつも読んでいただいてありがとうございます。
リセット半年…本当にしみじみと良かった~と思える頃ですね。
でも誰かに伝えるのは難しいんですよね(^-^;ほんと。
どんぐりの文章題は難しいですよね。ゆっくりで大丈夫ですよ。脱線しながらお絵かきを楽しんでくださいね。
言葉からイメージして絵図に出来ていれば、正解にはいずれたどり着きますから。
by kururu 2016年4月7日 11:26 AM
暖かい言葉ありがとうございます。どんぐり倶楽部の皆様に感謝しつつ、歩んでいきます。
by だるま 2016年4月7日 8:36 PM